JAS-39C データー
【メーカー】サーブ
【性能】
・乗員 1人
・全幅 8.4m
・全長 14.1m
・全高 4.5m
・最大速度 マッハ約2.0
・航続距離 約3,200km
・ハードポイント数 8ヶ所
・武装 27mm機関砲、空対空ミサイル(WVR、BVR)、空対艦ミサイル、空対地ミサイル、レーダー誘導爆弾、モジュラー偵察ポッド
【ダイキャストモデル仕様】
・スウェーデン空軍 F7スカラボーグ航空団 2016年
・全長 約14.8cm
・全幅 約8.4cm
第13号のレビュー
第13号は、ついにスウェーデン空軍機が初登場です。「サーブ 37 ビゲン」の後継機として戦闘・攻撃・偵察をこなすマルチロール機「JAS39 グリペン」です。
スウェーデンといえば、伝統的に戦闘機は自国生産にこだわり「JAS39 グリペン」もスウェーデンの航空機メーカーであるサーブ(SAAB)社が開発しました。
愛称のグリペンは有翼獅子(グリフォン)の意味で型式のJASは、スウェーデン語のJakt(戦闘)、Attack(攻撃)、Spaning(偵察)の略語であり制空戦闘・対地攻撃・偵察の3種類をこなすマルチロール機です。
グリペンの形状はサーブ社のお家芸ともいえるデルタ翼に「ビゲン」と同様にカナード翼を装着しているのが特徴で着陸時には前に傾いてエアブレーキとして働きます。
付属のマガジンの表紙です。
マガジンの中身です。
箱からブリスターパックを取り出したところです。
ブリスターパックからダイキャストモデルと同梱物を取り出したところです。
スタンド台の刻印です。マガジンには特に書いてませんでしたが、39C(39A型の改良型)と刻まれています。
グリペンの裏面です。
グリペンの全体像です。
グリペンの後ろです。
コックピット近影です。C型は単座です。
垂直尾翼には、小さくグリフォン(グリペン)が描かれています。
グリペンのダイキャストモデルは、ラファールと違い、カナード翼は動きません。
中翼のクロースカップルドデルタ形式がグリペンの大きな特徴です。
ラファールと並べてみました。(右がラファール)グリペンは、かなりコンパクトです。
「JAS39 グリペン」は、冬期の作戦にも支障がないように雪に覆われた長さ800m、幅17 mの高速道路の直線区間に離着陸できるSTOL(短距離離着陸機)の性能と、山をえぐって作られた狭いシェルターで有事の際は召集した予備役の兵士でも短時間での整備で再出撃を実現できるメンテナンスの簡略化を最優先で設計されました。
一方で格闘戦能力、航続距離、ステルス性能は妥協し、大型化や価格上昇を抑え軽量・小型化を実現することができました。
「JAS 39 グリペン」は、1988年に初飛行しましたが、飛行制御システムの制御プログラムに問題があり生産計画は大幅に遅れ、1996年にようやく運用開始しました。
「グリペン」は同時期に開発された「タイフーン」や「ラファール」と比較して性能の割にコストパフォーマンスが高い為、輸出も好調で南アフリカ空軍、ハンガリー空軍、チェコ空軍、タイ王国空軍に配備されています。
ダイキャストモデルは、スウェーデン空軍「JAS39C F7スカラボーグ航空団」仕様となっています。C型は初期モデルのA型をアップデートしたタイプでコックピットを一新し、GPS端末の装置を装備し、国外運用およびNATO軍との連携を考慮して、アビオニクス(電子機器)をNATO互換のものに換装し、プローブアンドドローグ方式の空中給油装置を追加装備しています。塗装は結構地味で目立たない防空グレーを施されており、垂直尾翼には遠慮がちにグリフォンが描かれています。