ハリアーGR.9 データー
【メーカー】ブリティッシュ・エアロスペース/マクダネル・ダグラス
【性能】
・乗員 1人
・全幅 9.25m
・全長 14.12m
・全高 3.56m
・最大速度 マッハ約0.87
・航続距離 約3,256km
・ハードポイント数 8ヶ所
・武装 ロケット弾、空対空ミサイル、赤外線誘導空対空ミサイル、空対地ミサイル、空対地兵器 、爆弾等
【ダイキャストモデル仕様】
・イギリス空軍 第1飛行隊 2010年
・全長 約14cm
・全幅 約9cm
第5号のレビュー
第5号は、垂直離着陸機(VTOL機)の傑作「ハリアー」です。
ハリアーには様々なバージョン(派生型)が存在し、ややこしいので「ハリアー GR.9」が開発された経緯を解説します。
最初にイギリスのホーカー・シドレー社が開発し、1966年に初期生産型の「ハリアー GR.1」が初飛行します。その後、ホーカー・シドレー社はブリティッシュ・エアロスペースに統合され、イギリス海軍向けに「シーハリアー」を開発し、1978年に初期生産型の「シーハリアー FRS.1」が初飛行します。そして、VTOL機の利点に目をつけたアメリカ海兵隊の要求によりマクドネル・ダグラス社が「ハリアーⅡ」を開発し、1985年に「AV-8B ハリアー II」を運用開始しています。さらにさらに、イギリス空軍は、このハリアーⅡを逆輸入して、1987年にイギリス空軍仕様に改めた「ハリアー GR.5」が運用開始されました。
その後、バージョンアップされた機種は、「ハリアー GR.7」→「ハリアー GR.9」と名付けられました。
第5号よりパッケージ化粧箱が簡易版になっています。最初から雑誌が分離しているので、自分的には嬉しいです。第1~4号のパッケージ化粧箱を大切にとってましたが、これで捨てる踏ん切りがつきました(笑)
付属のマガジンの表紙です。今号より愛読者プレゼントの応募券が表紙の裏の角になりました。必然的に表紙から応募券を切りとらなくてはなりません(泣)
マガジンの中身です。
パッケージ箱を開封したところです。
箱からダイキャストモデルを取り出したところです。
ダイキャストモデルの裏面です。増槽とミサイルが装備されています。
スタンドを取り付けたハリアーの全体像です。
ダイキャストモデルの後ろ側です。
GRシリーズの機首形状は独特なので、容易に見分けることができます。
イギリス空軍の第1飛行隊に配備されたGR.9のマーキングです。
可能式補助エンジンノズルは、90度可動させることは可能ですが、増槽タンクが邪魔になり指で動かすことは難しいです(汗)
Su-27フランカーと並べてみました。ハリアーの小ささが際立ちます。
ダイキャストモデルの「ハリアー GR.9」は、イギリス軍最終型のハリアーです。マーキングは、イギリス空軍第1飛行隊仕様になっています。
「ハリアー GR.9」は、2018年まで運用される予定でしたが、安全保障見直しにより残念ながら2011年に退役しています。
GR.9のベースとなったアメリカ海兵隊の「AV-8B ハリアーII」は、F-35Bが配備されるまで、まだまだ現役で頑張ってくれるでしょう。